AWS App Studioを使用して生成AIを活用したアプリケーション構築
re:invent2024は生成AIのセッションが多くありました。
その中で、AWS App Studio というサービスがありましたので試してみました。
やってみた
AWS App Studio のコンソール -> Get started
を選択します。
Set up
Set up ではアプリケーションの作成方法を選択します。今回は、Easy create (Recommended for evaluation) を選択しました。Next
を選択します。
- Standard create:
- アクセスを管理するために App Studio で IAM Identity Center の既存の組織インスタンスを使用するなど、追加のインスタンス作成オプションを構成するには、このオプションを選択します。
- Easy create (Recommended for evaluation):
- App Studio は、この AWS アカウントに必要なサービスを作成します。
App StudioへのアクセスはAWS IAM Identity Center によるシングルサインオンで管理されます。IAM Identity CenterインスタンスからApp Studioの管理者としてユーザーを選択します。Acknowledgment
でチェックボックスを選択し、Set up
を選択します。
セットアップ完了まで少し時間がかかりました。
App Studioへアクセスします。
サインインし、MFAの設定を完了します。
AWS App Studioにサインインできたら早速アプリケーションを作成していきます。
Builder hub
からCreate app
を選択します。
Generate an app with AI
を選択します。
Connect to existing data - optional はSkip
、しばらくするとアプリケーション作成ページにいきます。
サンプルプロンプトもありますが、作成したいアプリケーション内容をテキストに入力してみました。
Create an application where employees can upload vacation requests, and an email notification is sent to the administrator upon submission.
プロンプトに変更したいことを入力することで、要件を変更したりしてアプリケーションを改善できます。
The application is in PDF format and I would like to attach the file.
About your app で Your requirements, App overview を確認し特に問題ければ、Generate app
を選択します。
Preview app
でアプリケーション確認できます。
また、App Studioはいくつかのセクションに分かれています。
Pages
UIを作成できます。
Automations
アクションを定義できます。生成AIアシスタントで構築したため、自動的に作成されていました。
Data
生成AIによってアプリケーションを作成したので、データエンティティが自動で定義されていました。
Create Connector
アプリケーションを作成しましたが、Errorが発生していました。エラーを確認するとConnection
の設定が必要でしたので、作成していきます。
Connectors
-> Create connector
を選択します。
Select a connector で必要なAWSサービスや外部サービスを選択します。
その前に、IAM Roleが必要なので、IAMコンソールで作成します。例として、SES用のIAM roleを作成します。
IAM
-> Roles
-> Create role
から
Custom trust policy
を以下のように設定します。
Example
{
"Version": "2012-10-17",
"Statement": [
{
"Effect": "Allow",
"Principal": {
"AWS": "arn:aws:iam::111122223333:root"
},
"Action": "sts:AssumeRole",
"Condition": {
"StringEquals": {
"aws:PrincipalTag/IsAppStudioAccessRole": "true",
"sts:ExternalId": "11111111-2222-3333-4444-555555555555"
}
}
}
]
}
以下、IDはApp StudioのAccount settings
から確認できす。
- AWS Account ID:App Studioインスタンスの設定に使用したアカウントのAWSアカウント番号
- ExternalID: App Studioインスタンスのアカウント設定のチームID
Add permissions
で権限を追加し
Add tags
でタグを追加します。Create role
を選択します。
- Key: IsAppStudioDataAccessRole
- Value: true
IAM roleを作成したら、IAM roleのANR
をコピーし、Connectors
-> Create connector
に戻りSESを使用したいのでOther AWS services connector
を選択します。情報を入力して、Create
を選択します。
必要なConnectorを作成し、エラーを解消させたら右上のPublish
を選択します。
Publish Center で、Testing, Production 環境を確認できます。テストに問題なければ、Publish
を選択し本番環境に公開できます。
まとめ
生成AIを活用したアプリケーション開発サービス、AWS App Studio についてご紹介しました。公開までの方法はわかりましたが、アプリケーションがうまく動作しませんでした。特に Automations のセクションで、アクションの呼び出し周りなど修正が必要そうでした。